こんにちは はたみです。
子育て支援センターには同じ建物の中に保健センターが入っている所もありますよね。または、子育て支援センターに保健師さんが在勤している所もあります。悩み事や相談があればワンステップで対応できるようになってきています。(まだまだ追いついていかない地区もたくさんだとは思いますが…)
私も保健師さんと一緒に仕事をさせていただいたことがあって、その2年は本当に勉強になったし、私の財産となりました。(ありがとうございました。)
保育士は「おばちゃん気質」な所があって親しみやすいですね。どちらかというと子どもの味方ですね。
保健師さんは常に「仕事」を意識しているプロだと思います。お母さんの味方ですね。
「保健師」と一言で言ってしまっては失礼で、虐待疑いの経過観察に関わって訪問に同行したり、乳児健診や保育園の巡回に行ったり、気になるお子さんの発達の経過を電話や対面で対応したり…。もっともっとたくさんの事があります。(少し前は、はやりの感染症で休日返上でしたね。)
保健師さんがどの部署でどんな経験をするかで、いろいろな価値観の保健師さんに分かれていくと思います。
が、基本の「寄り添い」は一流です。
また、働く場所によって保健師さんにはいくつか種類分けがなされているので、気になった方はググッて調べてみてください。
(ここまで書いて気づいたことがありました……保健師さんになりたかったんだ~私!ふー、もう遅いなー。相談にのっていても、しょせん保育士と思うことがたくさんありました。専門的な事はもちろん言えないし、お母さんの話を聞いてお母さんの頭の中を整理して、どうしたいか気持ちを聞き出す事くらいしかできなかったなー。臨床心理士さんにも憧れた。)
さて、子育て支援センターに遊びに来ているお母さんからの悩みで圧倒的に多いのが「言葉が出ない」です。
ふむふむと話を聞いていくと、伝えたいことが言葉を発しなくても身振り手振りでお母さんに伝わっているから、言葉を使わなくて良い状態のお子さんが多いです。ほかに、上に兄弟がいて、兄弟が言葉や気持ちを代弁して先回りしちゃうから言葉を使わないという子もいます。
このパターンのお母さんには現状を整理して言葉でお伝えするとすごく納得してみえました。そして焦らずゆっくり待ちたい、様子を見たいという心境になるようです。
このケースとは違って、発達がゆっくりで言葉が出てこない場合もあります。
お母さんは「言葉が出ない」事に集中して心配されますが、保健師や知識がある人たちは、その「言葉が出ない」以外の事を見ています。
例えば、視線は合うか・何をどのように見ているか・人や物との距離感はどうか・筋肉の強弱や動かし方・体幹や左右のバランス・どんな音をひろっているかなどたくさんの情報を集めています。
お母さんへの聞き取りの中でも育てにくさやこだわりなどもひろっていますよ。
なので言葉が出ないという事は一つのサインであってそれ以外にも専門家がみると、その子の弱い所がみれるわけです。
こう聞くと見分けられるのが怖いかもですが、困りごとや育てにくさがあるなら勇気を持って相談に行ってみてください。いきなり保健センターに行く事に抵抗があれば、通っている保育園や幼稚園、子ども園、地域の子育て支援センター、児童館の先生にチラッと聞いてみるのも良いですね。
どの機関もお母さんの心配する気持ちを大切にしてくれます。大丈夫ですよ。安心して話をしてみてくださいね。
早い段階でのアプローチ(問題への取り組み方)があると苦手な部分を補う方法が分かるし、お子さんも苦手意識や失敗経験を持たなくて済みます。それに何といってもお子さんの気持ちを理解してあげれます。「何でできないの!」という怒りや落胆の感情を持たなくて済みます。なので子育てが楽になりますよ。親子で笑って楽しく生活していけます。
とっても幸せなことですね。
~一番近くにいるお母さんは、いつでもお子さんの味方~
今日もお時間 ありがとうございました。