白血病 入院4週目 【血管の刺し直しとの闘い】【形のない便】

白血病

こんにちは はたみです。

【白血病 入院3週目 「始まった脱毛】こちらから次の週の事です。

4週目はただひたすらに経過観察のようです。

体の変化として、体温は平熱と微熱の繰り返し、食欲は少しあって食べられる時があったり、ほとんど食べれない時があったりといろいろでした。1週間で800g落ちたようです。

ちなみに

1週目は500g増

2週目は4.200g減

3週目は1.500g減

4週目は800g減

5週目は400g減 でした。

この1クールで6.400g減という事です。5週で6.4㎏減るなんてダイエット成功ですね。今の私には夢のような数字です。

食べられないのって、本当につらいからそんな事言っちゃいかんですね。

 

そしてこの週は調子が良ければ毎日シャワーが浴びられました。

ただ、ふらつきが多かったり体がだるい日はパスして、ホットタオルのみにしていました。

 

 

私の体質に限った事だと思うのですが、「良い血管が少ない」!これには本当に悩まされました。そして看護師さんたちを悩ませました。本当に申し訳なくいつも「ごめんなさい」と思っていました。

 

何がって「良い血管」がないんです。専門じゃないので「へ~」という感じで聞いてもらえたらと思います。

看護師さんが言うには、「血管が細い」「真っすぐな血管がなかなか無い」「血管が逃げる」との事です。

素人には分からないのですが、今までの人間ドッグでも何回も失敗して最後は先輩看護師の登場なんてことがよくありました。「ほ~、これのことかー」です。

 

とうとうこの日は打つ所がなくて手の甲で入れることになりました。

 

 

(注射の跡が分かりますか?血管に沿ってポツリポツリとあります。シミみたいな所は保護テープの中で液が漏れて膿んでしまい腐ってしまった跡です。こんなのがほかにももう一か所あって今でも残っています。肘の内側は内出血をしていて当分使えません。右の内側のラインが抗がん剤を入れた血管で今でも突っ張った感じがあり途中で機能しなくなりました。)

どうしてこんなにも頻繁に変えるのかというと、血管が細くて液が漏れてしまうんです。なのでその度に新しい血管へと変えていくんです。

今回は看護師さんが頑張って手の甲に入れてくれたのですが、次は本当にどこもなくて30分くらい格闘してくれた末、お医者さんを呼ぶことになりました。

お医者さんはさすがですね、腕を見て一言「もうないね」って。そして肘の内側(骨の近く)にササっと通してくれました。看護師さんたちも驚いた感じで見ていましたよ。きっとこんな事めったにないんだろうな~。

それくらい血管をとる作業と戦いました。

あ、いつも一発では入りません。「ごめんね」と言ってくれる看護師さんや「もう一回いきます」と二回も三回もやり直すのが普通な看護師さんもいましたよ。

この「ルートをとる」ということに、毎回痛みも伴い耐える一つとなりました。 

(ルートがとりやすくて、血管からの漏れが無い方はきっと苦しくなかったのかな?と思います。)

 

 

この週での苦しかったもう一つの事は「水便」でした。食べて無いから形にならないんでしょうね。回数は多くないけどいつもの便とはだいぶ形状が違っていました。お尻が痛い痛い。

 

それと、「家族に会いたい病」が激しくて気が狂いそうでした。

ひたすらに【孤独】との闘いでした。

ここは牢獄か?とも思えるほどです。(贅沢ですが家族に会えないってこんな気持ちにもなるようです。)

 

~次の試練は何だろな~

今日もお時間 ありがとうございました。