急性骨髄球白血病 一時退院での自分の居場所 2クール目 首からのカテーテル① 

白血病

こんにちは はたみです。

辛くて孤独な1クール目が終わり、突然の主治医からの「明日には一時退院できそうですね。」に驚いて、急遽だんな君やお母さんに連絡をしました。

荷物の段取りや、帰った後の私の居場所やらを考えてもらいました。

とにかく荷物が多い…。

 

 

 

 

病院でお金を出せばタオルやパジャマを貸してもらえるのですが、なかなかシビアな私はそちらを選択しませんでした。

冷蔵庫もテレビも使わずに少しでもお金が減らないようにしました。なんだか修行のような生活だと後半は感じるようになっていきます。

 

荷物はなんとかだんな君と長男に往復してもらって車に詰め込みました。(次回からはカートを使ったのでこの問題はクリアでした。)

これから入院生活を送られる方がおりましたら、最初からカートを利用して少しでも負担を減らしてくださいね。

 

 

1カ月強ぶりの息子との再会。

神様からのプレゼントだと思いました。

 

特に会話はなかったです。十分です。

 

外に出た時の「え?外に出ていいの?いいの??」の感覚と、刑務所から出る人も同じ感じなんだろうな~の感覚。今までに味わった事のない『解放感』でした。

 

車で帰る時は外が眩しすぎるのと、車のスピードに目が追い付いていかなかったです。

 

  

そして、久しぶりの我が家。

 

思った以上に澱んでいました。

「いつ換気した?」

(たくさんやる事がありそうです。)

 

そして、母がだんな君に強く言ってくれたことがあって、

「いつでも寝ころべるように、布団を1階にも敷いてあげてね。」

「空気が汚いと良くないから、埃がないように掃除しておいてね。」です。

 

女性の母はやっぱり細かいところまで、予想がたって気が利きます。ありがたや~。

 

だんな君は毎日の仕事+子どもの事+家事+私の見舞いだったので、なかなか掃除までは手が回りません、そりゃそうだ。

 

だけど1階に横になるスペースを確保しておいてくれました。

後にこのスペースが私の居場所となり、傍から見れば「フリーズ」しているかのようですが、ジーッとしてエネルギーチャージする場所となりました。

この「横になって休む」は一時退院した方はとっても大切ですので、無理なさらないでくださいね。

私は「光・音・匂い」にとても敏感になって蛍光灯の明かりがとっても眩しかったです。いつも「光が攻撃してくる」と言っていました。それくらい眩しかったです。

 

次に次男と長女との再会でしたが、これまたご褒美でした。

 

約1カ月の自宅での生活は、次男の卒園式・入学式、長女の入園式に参加できてとっても幸せでした。

 

桜の時期だったので、家族で桜を見に行ったり近くの公園に遊びに行ったりと、団欒を楽しみました。

 

 

 

そして、とうとう2クール目のための再入院です。

 

胸がはち切れそうでした。

唯一良かったことは、子ども達がみんな登校や登園した後だったことです。

 

2クール目からは病院にも慣れてきたので、廊下に貼ってあった「献立」を写メできるほどです。

 

そして、一通りの説明を受けて大部屋へ。

初めての大部屋。

嬉しかった~。

カーテンの隣に人がいる!

あたりまえだけど、一人じゃない。

患者同士話すことはほとんど無かったけど周りに「いる」だけで安心感が違いました。

 

 

そして、首からのカテーテルの説明。

私の場合は特にでした。腕からの点滴には限界がきていました。心臓近くから入れる事で、体全体に渡ると聞いて「怖いけどやらないとな。」と思いました。

 

私の主治医は昔からのやり方(胸からチューブを入れる)しかできないとの事で、ちょこちょこお顔を見る事のあった先生にその時だけはバトンタッチでした。どちらの先生も紳士なので安心してお任せです。

さて、首に針を刺す時まであと少しです。ずーっと緊張していました。

 

長くなってしまったので次回書きます。

これからの方、大丈夫ですので先生を信じて鼻歌を歌っていてくださいね。 

 

~応援するこの気持ち、届け~

今日もお時間 ありがとうございました。